4連休に子ども達ととなりのトトロを見ました。
子どもの頃に見た映画を、大人になってから我が子と見るなんて、なんとも不思議な気持ちです。
私が小さいころ、ジブリ作品ではトトロがダントツで好きでした。
ナウシカやラピュタは子ども心にも遠い世界のお話でしたが、トトロは地続きの世界の物語な気がしたんです。
この世のどこかにはトトロの住む森やまっくろくろすけのいる家があり、いつかはそこにいけるかもしれない、と本気で信じていました。
霧のむこうのふしぎな町とか、クレヨン王国シリーズとかが好きで、いつもここではないどこかへ行きたいと思っているような女の子だったのです。
そんな訳で幼少期に散々見た映画なので、子ども達の反応を楽しみに、映画は流し見すればいいやと思って見始めたんですけども、予想外に私が引き込まれちゃって。
物語にというより、ノスタルジアのようなものに。
トトロのいる森がどこかにあると信じてた頃に戻って人生をリセットしたい、浮世のしがらみを捨ててここではないどこかに行きたい、という気持ちがざわざわと湧き上がってきて、ついにはじわりと目に熱いものを感じ、これはまずいと画面の前から逃げ出す始末。
私、自分で思ってるより疲れているのかもしれません。
自粛生活が続いてて、体力的には以前より楽なはずなんだけど・・。
それとも、ちょっと楽になった事で疲れてるって自覚が出てきたのかな?
自分を労わってあげたいけど、新型コロナのせいで出来る事もあんまりないんですよね。
新しいフラメンコのスカートでも買おうかな。