働くくろぺんぎんの日記

フルタイム派遣で働くワーキングマザーの日記

お金か社会的地位かめくるめくような才能があれば救われるのか


先日夫の職能評価を見せてもらいました。
これによって一年間のお給料が変わる訳です。
幸い昨年度の評価がかなり高く、大幅に年俸が上がっていました。
ディ・モールト
しかしながらちょっと落ち込む気持ちもあり。

私の年収×2<夫の年収

落ち込んだ理由は、夫の年収が私の年収の2倍を超えたからです。
あ、ちなみに高給取りではないです。
ごくフツーの会社員。


私は非正規なので、フルタイムで働いているとは言っても、年収は同年代の女性の平均より100万以上少ないです。
十数年前の20代前半の頃からほとんど変わってません。
当時すでに今の夫と付き合っていたのですが、その頃は夫も同じくらいの収入だったんですけどね。


夫だけじゃなく、20代の頃から正社員として、あるいは起業してしっかり頑張ってきた人たちは、みなそれなりの立場でそれなりの収入を得ています。
若い頃は似たり寄ったりだったのに、なんだかずいぶん差がついちゃったなぁ、とため息をつきたくなる気分。


幼少期の劣等感がまだ消えてなくならない

私、偉い人になりたかったんです。
小学校の卒業文集に書いた将来の夢は”医者”でした。
人の命を救いたいという高尚な目標は全くなく、知的でみんなからすごいと言われるような仕事に就きたかったんです。
弁護士でも大学教授でもなんでも良かった。


我が家はちょっと親が変わり者だったので、小学校くらいまで、かなり浮いてる存在でした。
身なりがまともじゃなかったし、遅刻や忘れ物もひどく、お友達との付き合いも下手だったんです。
浮いてるって言うか、おみそ、馬鹿にされてる子って感じですね。
私はプライドが高く承認欲求も強く、外見にはまるっきり自信がないけど頭にはそこそこ自信があったので、いつか偉くなって見返してやるぞと思ってたわけです。


あれから30年近くたちました。
今はよき夫と結婚し子どもにも恵まれて、幸せで平凡な家庭を築いています。
自分が偉くなるような器の人間じゃない事もわかってるし、偉くなんかなくても幸せです。


けどいまだに”いつか偉くなって見返してやるぞ”という気持ちが、自分の中にくすぶってるんです。
もう誰を見返したいのかもよくわからないんですけどね。