働くくろぺんぎんの日記

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またかい

※新型コロナのワクチン接種の話です。あくまで個人の見解です。

 

母がまた新型コロナのワクチンを受けないと言い出しました。

 

昨年秋の、まだアメリカでもワクチン接種が始まっていなかった頃の反ワクチンのネット記事を後生大事にプリントアウトし、「私はアレルギー体質だから、サイトカインストームがすごく起きやすいんだって。あんたも受けない方がいいわよ。それに受けたら一年半後に死ぬらしいの。前に実験でワクチンを受けた動物が2年以内にみんな死んだんだって。集団免疫が獲得されたら、受けなくても大丈夫なんだから」と。

お友達と、私たちはワクチン受けるの止めようねって約束したんですって。

 

小中学生じゃあるまいし、いい大人がそんな約束する?

生活環境が全然違うじゃん。

お友達みたいに一人暮らしでほぼ高齢のお姉さんとしか交流が無い人で、家で大人しくしてるならいいけど、母は緊急事態宣言下でもふらふら出歩いて、ちょいちょいマスクもきちんとできていないからワクチン受けろって言ってるんですよ。

大体アレルギー体質なのは父と私たち姉妹で、母は過去に花粉症だっただけでしょ?

ワクチン受けたら1年半後に死ぬって、来年にはイギリスやアメリカの人口は半減してるって本気で信じてるの?

馬鹿なの?ボケたの?それとも馬鹿がボケたの?

 

・・と、かなりひどい事を考えたのですが、これをそのままぶつけてもいい事ないので、とりあえず穏便に話してみました。

 

まずワクチンを打たないなら、当面家族親族で外食や旅行をする時に母は同行させられない事。

みんながワクチン接種をして、ある程度世の中が落ち着けばそういう事も出てくるだろうけど、母に関しては新規感染者がほぼゼロになるか、特効薬ができるか、母が受けてもいいと納得するようなワクチンが開発されるか・・それが半年後か1年後かもっと先になるかわからないけど、それまでは無理だという話をしました。

イベントや海外旅行はワクチン接種してない人は断られるケースも多分出てくる。

言いたかないけどその年齢で、ワクチンを受けても受けなくても1年半後に元気でいる保証なんてないのに、貴重な時間をそうやって費やしていいのかと。

 

それから母が何と言おうと私も姉妹もその家族もワクチンは接種するだろう事。

もし本当に1年半後に死ぬとして、子も孫もみんないない世界に一人生き残って幸せなのか、一年半楽しく過ごして一緒に死んだ方が幸せじゃないかという話をしました。

(母のトンデモ話にもある程度共感してあげないと、会話にならないんです。「私の事馬鹿にして!京大の教授が言ってるんだから!」ってな感じでね。)

 

それで100%安全なワクチンもないし、100%新型コロナにかからないという事も無い。

感染する可能性、かかったら重症化するかどうか、ワクチンの副作用はどうか、自分がどんな風に生活したいか、周囲からどういう反応をされるか、そういう事を天秤にかけてみんな判断するんだよ、と。

 

で、まあともかくまた接種する方向になりました。

多分第一回の接種までにもう一回くらいやらかすだろうけど。

疲れる・・。

 

基本的に母は自分は絶対コロナにかからないという謎の自信があるし、とんでも医療やエセ科学の類が大好物。

母の周囲にもそういう人が多いみたいで、多分母の周囲のワクチンの接種率はかなり低いだろうと思います。

こんな感じで、ほぼ100%接種してる人たちのグループ、逆にほぼ接種してない人たちのグループって分かれたりするんだろうなー。

イギリスやアメリカだってまだ接種率達成してないみたいだし、日本も4割とか5割とか、ある程度のところまでは一気に接種が進むだろうけど、その後が心配です。

ワクチンやだって人たちのグループに接種させるのは難しそう。

7割くらいは抗体ができないと集団免疫は獲得できないみたいですけど、冬までにそこまでいくかな。