働くくろぺんぎんの日記

フルタイム派遣で働くワーキングマザーの日記

そりゃ失礼ってもんですよ

先日母が中村玉緒さんが娘さんの介護をされてるというニュースを見たらしく、「なんだか私と重なって見えて、泣けてきた」とか言うんですよ。

 

えーっと、私たちきょうだいは全員健康で働いておりますし、実家の光熱費や固定資産税も払ってますし、スマホが壊れた、家電が不調、電球を替えてくれ、瓶のふたが固くて開かない、などと月に数回は母に呼ばれます。

こういう生活をしてる母が「なんだか私と重なって見えて」と言うのは、さすがに中村玉緒さんに失礼じゃないでしょうか。

母も現役時代はいろいろ苦労したでしょうし、そういうところでは重なる部分もあるのかなあとは思いますけど、それにしてもうちはそこまでひどくなかったと思うけど。

 

今や母は悠々自適の隠居生活をしており、習い事と通院が主な予定で、たまに外食や旅行に行き、あとは本を読んだり動画を見たりしてのんびりしてるんですが、それがどうも嫌らしいんですね。

忙しくて大変な毎日を過ごしていたいし、そういう風に見られたいらしい。

忙しい、たくさん予定がある、やらなきゃいけない事が山ほどあって精神的にも余裕が無い・・うんぬん・・といつも言っています。

「今までうんと忙しく働いてきたらから、もうゆっくりのんびり好きな事をして生きてる」と言ったっていいと思うのですが、どうもそれでは駄目なようです。

まもなく80才に手が届こうというのに、いまだに忙しいアピールで承認欲求を満たそうとする。

母を見てるとある程度の年齢になったら自然に徳が上がるなんて事はないんだなとつくづく思います。

数十年後の私はきっとだらしない体形の飲んだくれで、婆になってもダイエットしなくちゃ~とか言いながら安い服を買い漁っているに違いありません。